大学の工学部電気通信工学科を卒業後の35年間、IT関連企業にて多くのソフトウェア開発及び運用業務に従事してきました。
入社当時より、社内では情報処理技術者試験の受験を奨励しており、平成元年(32歳)までに、旧二種、旧一種、システム監査技術者の各試験に合格し、一旦は試験を卒業した格好となっておりました。
その後、多くの年月が経過し、平成20年頃より、いつしか年齢的に新しいものに挑戦する意欲が失われていることに気づきはじめました。
折しも試験の区分も多様化してきており、どうせ挑戦するなら新しく設定された区分を受験しようと決意し、平成23年から25年(56歳)の3年間で、プロジェクトマネージャ、ITサービスマネージャ、ITストラテジストに合格いたしました。
受験へのモチベーションを保つために、試験そのものの価値について、自分なりに考えてみました。
そのなかで、例えば新しい開発プロジェクトを遂行するプロセスと受験準備とで、かなりの共通性があることに思いいたりました。
決められた納期がある仕事であれば、その日に照準を当てて準備する。
内容はともあれ、そのプロセスは受験準備と共通する部分が多いと感じています。
業務独占でない資格試験全般にいえることですが、試験で問われることと実務とが乖離していることで受験を放棄する方が多く、これは非常にもったいないことです。
極端な話、IT企業に勤める方が、情報処理技術者試験以外の試験に挑戦しても、業務遂行能力の向上に役立つと思っています。
合格すれば、仕事との関連性はさておき、必ず自分自身に自信がつきます。
また、不幸にして不合格であった場合でも、「次」に向けて何らかの気づきが得られます。
不合格を含む数多くの受験経験の中で、自分が挑戦しようとすることに価値を見出そうという習慣がついており、いまでは情報処理技術者試験以外の分野についても広がってきています。
このブログでは、試験のことにかかわらず、日々意欲を持って楽しく生活できるような事柄を、筆者の独自視点で取り上げ、皆さんと共有したいと考えています。
よろしくお願い申し上げます。